昆虫物語図鑑

「昆虫物語図鑑」の作品紹介です。
サムネイルをクリックすると、大きい画像が表示されます。

巻物の虫

巻物の虫(ミカドマキブミトンボ)

羽が巻物のようになっている虫です。
古代の通信手段として使われた虫で、相手に伝える内容をその羽に書き記したといわれています。

鳥居の虫

鳥居の虫(ヘラヅノベニクワガタ)

大きな赤い角を持つクワガタです。おめでたい雰囲気が出せたらいいなと思い、亀のような尻尾の毛(苔?)を付けています。

雷紋の虫

雷紋の虫(ウズマキゲンブカマキリ)

ラーメンどんぶりの模様としておなじみの、雷紋の元になったとされる虫です。
亀、チャイナドレス、屋根瓦、中華包丁、そして雷紋とカマキリを混ぜたデザインです。

音符の虫

音符の虫(バラマドオオナガコオロギ)

美しい音を出して鳴くといわれている虫です。
教会のバラ窓(てっぺんにあるステンドグラスの窓)をイメージして作りました。写真下にある板は、脱皮した際の殻です。

ダイスの虫

ダイスの虫(ナンヨウロクメンタマムシ)

サイコロの元になったとされる虫です。
普段は展開図のようなかっこうですが、外敵から身を守るために体を丸めると、立方体になります。

「昆虫物語図鑑」 作品解説

「昆虫物語図鑑」は、様々な時代、様々な国に生息していたとされる架空の虫を立体化した作品です。?

大昔、この世には今とは比べ物にならないくらい数多くの種類の虫が住んでいました。
ある虫は人間に「歌」というものを与え、生きる喜びを教えたり、またある虫は「数」という概念を発明させて富をもたらしたり、またある虫は戦争の勝敗を操作することで、戦に明け暮れる人々を戒めたり…?
人間の歴史の影には、常に虫達の歴史あり。古今東西の国々に生息したとされる架空の虫と、それらに翻弄される人々の生きざまを、実物大の昆虫フィギュアと、ストーリーブックにより再現しました。?

平成13年度メディア芸術祭 歴代受賞者展 展示作品

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