スチームライフ
「スチームライフ」の作品紹介です。
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あればあるほど、ほしくなるものなあに。
草木も眠る丑三つ時、お金を数える商人の耳元でよからぬ取引をささやく悪魔。
のようですが、実は会計ロボット。近所に迷惑がかからないサイレントモードで売り上げを計上しています。
店番をやってみよう。
レジスターロボットの、キュリアス・キャッシャーです。
お店のご主人が商売を楽にしようと、商品棚そのものをロボットにしてしまいました。口からもそもそとレシートを出しているところです。
機関車、走るよ、走る!
子守のロボットです。おもちゃの機関車で子供を楽しませようと、部屋中にレールを敷き詰めましたが、最後は自分の体がレールとこんがらかってしまいました。外から帰ってきたお母さんが、あきれています。
「スチームライフ」 作品解説
「スチームライフ」は、モーター・パペットとよばれるロボットと人間の日々のくらしを立体造形物で表現した洋風の立体作品です。
スチームライフとは、モーター・パペットに搭載されている動力源の総称です。車のエンジンなどと同様工業製品なので、できの良いスチーム・ライフを搭載して、機体も上等なものを使えば お利口なモーター・パペットができあがります。しかしそうそう高価な部品をいくつも購入する事は大変なので、人々はなんとか安上がりで便利なモーター・パペットを自分達で作り上げて近所の連中に自慢しようと、知恵をしぼって奮闘しています。ある人はお店の商品棚をそのままパペットにしてみたり、作業員の士気を高めようと、かわいらしいふわふわのくま型作業パペットを作ったり…。
端から見ればくだらないようなものでも、当人達はいたって真面目です。
スチームライフはソフトバンクパブリッシングの隔月誌、「DOS/V magazine CUSTOM」と、オンラインマガジンVmag onlineにて連載(1999年~2001年)されました。