内燃機関省

「内燃機関省」の作品紹介です。
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かみなり

かみなり

天候を管理する機械労働者のうち、雷を司る機体のかみなりです。 手に持った長いばちと、背中に担いだ大きな三連太鼓から、 次々と雷を作り出します。

得意気に構えていますが、足元では子供がからかっています。

おおかぜ

おおかぜ

天候を管理する機械労働者のうち、風を司る機体のおおかぜです。団扇で大風を起こし、火事を吹き消してしまおうと大張り切りですが、火消しの人達まで吹き飛ばされてしまいそうな雰囲気です。

おうぎ
ぐるぐる回してみる

おうぎ

将軍警護用の機械労働者、おうぎです。
振袖のような、腕に付いた部品が割れて、中から刃物が出てきます。

前から見るとかみしもそのものですが、横から見ると宇宙人のような全く異なるフォルムになっています。

ふうりん
ぐるぐる回してみる

ふうりん

風鈴を売り歩く機械労働者です。
背中の箱の両側にあるふたが開くと、中からたくさんの風鈴が現れます。顔自体も、大きな風鈴になっています。

ぺろんたん

ぺろんたん

内燃機関省の最奧にて、大極上本製機関の製造に携わっている機械労働者です。
本製機関を受け取りに来た町民がうやうやしく三宝を差し出すなか、ぺろんたんの体がゆっくりと開き、中央から完成した機関三つが渡されようとしています。

「内燃機関省」 作品解説

ある日、新開発のロボットである「機械労働者」を世に広めるべく内燃機関省という役所が設立されました。 機械労働者は、一切燃料を必要としない「大極上本製機関」とよばれる動力源が使われている非常に便利なものですが、なぜかその本製機関の中身は、一般の人々には秘密になっています。 しかしその正体を知る幕府の人間達も、実はその本質までは把握しきれておらず、調査を続けているようです。 そんな折、外国から使節一行が来日します。用件はこの未知の動力源、本製機関の使用をやめさせる事。 どうやら彼らも過去、同じような動力を手にしたことがあるようなのですが…

「内燃機関省」は雑誌「S.M.H.」(ホビー・ジャパン)に連載された和風の立体作品群で、作品集「愉快な機械」(ソフトバンク・パブリッシング)にもそのサイドストーリーと設定の一部を収録しています。

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