特集
塗装前の作品写真を大公開!こんな素材で作っています
造形について
このサイトで紹介しているほとんどの造形物は、スカルピーというオーブン粘土で作っています。スカルピーは熱を加えて焼かない限りずっとやわらかいままなので、紙粘土のように乾燥に気を使いながら急いで造形する必要がありません。
その他スカルピーの便利なところ
焼いても収縮が少ない、弾力が少ないためヘラで押した通りの造形ができる、盛り・削りが容易、…など
スカルピーの種類
スカルピーにはいくつか種類があるのですが、私は半透明なベージュ色のスーパースカルピー(比較的やわらかめ)と、白のプリモスカルピー(やや硬いですが焼き上がりが頑丈)を半分ずつ混ぜて使用しています。
製作途中紹介
青金石ピラルク(ナイルルリイロハイギョ)
胴体は、まず一回りやせている状態で作り、それから薄くのばしたスカルピーを張り込んでそこにウロコの模様を入れていきました。水底の柱は直方体になるよう、芯にバルサの角材を使っています。
錬金術ウミウシ(ホウセキウミコチョウ)
ヒレは、紙に鉛筆で実物大に描いた絵の上にスカルピーの板を押し付けて転写したものを切り出して造形しました。おなかは、焼く前にラッカーシンナーを付けた筆でなぞって滑らかにしています。背中の宝石は、本体の完成後にガラスダイヤを埋め込みました。
銅鏡クラゲ(ロクショウトウテツモンクラゲ)
このモデルのみ、グレーのスーパースカルピーを混ぜて作りました。この色の方が、白より細かい模様を確認しやすくなります。(一方、白のスカルピーによる造形だと、下地塗りをほとんどしなくても色塗りをできる利点があります。)